ユニットバスとは?
ユニットバスとは?どういう意味?
意外と知られていない、ユニットバスの本当の意味とは?
多くの方が勘違いしているであろうユニットバスの本当の意味を解説します。多くの方が「ユニットバスとは?」と聞かれると「バス・トイレが一緒なこと」と答えますが、これは誤った認識です。当店でも、お部屋を探されている方のほとんどが、「セパレート」を希望されますが正しくは・・・
どういう意味?
ユニットバスとは「周りの壁・天井・床が一体になっているお風呂」のことを指します。
工場であらかじめ防水性の高い素材を使い、壁・天井・床・浴槽などを成型しておき、搬入した後に組み立てられるもので、バスやトイレや洗面台が一緒、一緒じゃないということは、ユニットバスかどうかの判断材料にはなりません。
間違った認識だった方は驚くかもしれませんが、下の浴室もユニットバスです。
出典:http://bathtoilet-reformplaza.com/goods/g_bath
判断基準の「周りの壁・天井・床が一体になっているお風呂」という条件を満たしていますよね。
2点ユニットバス
2点ユニットバスは、「周りの壁・天井・床が一体になっているお風呂」そしてさらに「洗面台」があるものです。
出典:http://www.house310.com/blog_mito_1_id_29759.html
3点ユニットバス
3点ユニットバスは、「周りの壁・天井・床が一体になっているお風呂」そして「洗面台+トイレ」があるものです。
出典:http://assist-staff.doorblog.jp/archives/50862979.html
勘違いされている方のユニットバスのイメージは「お風呂+洗面台+トイレ」で構成されている3点ユニットバスです。
しかし、2点ユニットバスのように、ユニットバスでもバス・トイレ別のお部屋はあります。
お部屋を探す際に「お風呂とトイレは別がいい!」と、ユニットバスを選択肢から外してしまうと、風呂とトイレが別の、2点ユニットバスもはじいてしまうことになりますので注意してください。
「バス・トイレが一緒」という誤解が生まれた理由
1964年東京オリンピックの時のホテルの建設ラッシュが原因だと言われています。当時、ホテルニューオータニが1058室の客室をたった17ヶ月で建設されることとなりました。
TOTOが建設スピードを高めるため、3点ユニットを作ったのがユニットバスの起源と言われています。
これが都内のマンション建設ラッシュとも重なり、爆発的に普及したのでユニットバス=バス・トイレが一緒という認識で誤解して広まったのが理由とされています。
3点ユニットバスのメリット・デメリット
3点ユニットバスのメリットとデメリットを簡単にご紹介します。
メリット
■ 家賃が安い
■漏水が少ない
■ 隙間が無いので暖かい
デメリット
■ 掃除がしにくくカビが生えやすい
■ トイレに行きたくても行けない時がある
■便座が濡れて気持ち悪い
一人暮らしなら3点ユニットバスもあり!
主に一人暮らし向けの間取りに3点ユニットバスのお部屋が多いです。バス・トイレ別のお部屋よりも家賃を安く抑えられるので、固定費節約にもつながります。
ただ、友達が「トイレに行けない!」なんて事態にならないように、友達を呼んだときにお風呂に入るタイミングには注意しましょう。