おとり広告!?

スマホで簡単に物件検索♪しかしそれらは、おとり広告!?

おとり物件は不動産屋がお客様を騙す恐ろしい手口です!今回はおとり物件とはなにか、おとり物件の特徴、おとり物件の見分け方、騙されない対策をご紹介します!

おとり物件とは

おとり物件とは、不動産屋が既に埋まってしまっていることを分かった上で、集客のためにネット上に掲載したままにして問い合わせがあったお客様を店舗に呼ぶという方法です。

全く存在しない物件を勝手に作り上げて集客することもおとり物件に該当します。

 

不動産屋がおとり物件を使う理由

不動産屋がおとり物件を使う理由は、お客様にとりあえず来店してもらうためです。

例えば、興味がある物件を不動産屋に問い合わせて埋まっていたと言われたら不動産屋に行く理由がなくなりますよね。そこで、一旦空室ですと嘘をついて来店してもらい「さきほど埋まってしまいました」と他の部屋を紹介するのです。

忙しい人からしたら迷惑な話です。

おとり物件の特徴

おとり物件にはいくつか特徴があります。

相場に対して安い家賃の物件

「掘り出し物件」なんてものは殆どないと考えたほうがいいでしょう。安い物件にはそれなりの理由があります。全く理由も無く賃料が安い物件はおとり物件の可能性があります。

物件情報に「仲介先物」と表記されている

物件情報を掲載するルールに、物件情報を出している元が、大家さんとどのような関係性なのかを表記しなければならないというものがあります。

基本的に「貸主」「代理」「仲介元付」「仲介先物」の4つですが、「仲介先物」の場合は、唯一大家さんと関わりがないのです。おとり物件として載せていても大家さんにバレないのです。

それぞれの大家さんとの関係性は以下の通りです。

貸主

 大家さん本人

代理

 大家さんと関わりが深い代理人

仲介元付

 大家さんに直接物件情報の掲載を任されている人

 

仲介先物

 仲介元付に物件情報の掲載を任されている人、大家と直接の関わりはなし

詳細住所の明記がない

住所が○○区までしかなかったりする場合は、怪しいと思っていいです。住所から物件情報を調べられては困る理由があるということです。

現地待ち合わせで内見できない物件

来店せずに直接物件前で待ち合わせして内見したいというと、「一度来店する必要がある」と渋られた場合もおとり物件を疑いましょう。

おとり物件に騙されたくなければ不動産屋に行くしかない

検索サイトで有名なSをはじめ、インターネットの賃貸検索サイトはおとり物件で溢れていて、もはやどの物件が本当に空室なのかわからないのが現状です。われわれのような不動産業界の者が見ても、それだけを見てもなかなか判断できないような状況です。おとり物件で騙されない、がっかりしたくないならやはり不動産屋に直接行って物件を紹介してもらうしかないです。

では、街の中にたくさんある不動産屋さんですが・・・どこに行けばいい??CMでもお馴染みの大手フランチャイズ店さんも数知れずあるし、当店のように地域密着型の街の小さな不動産屋さんがありますね。そのお話は、また次回に掲載したいと思います。